1 00:00:04,080 --> 00:00:08,082 宇宙から太平洋を眺めると、 海盆のほぼ全体を取り囲む一本の 2 00:00:08,122 --> 00:00:10,140 線をたどることができます。 3 00:00:10,180 --> 00:00:13,578 その線はアラスカから日本、 フィリピンを通って南へ下り、 4 00:00:13,618 --> 00:00:17,901 ニュージーランドを過ぎて、チリ、 メキシコ、太平洋岸北西部の海岸を 5 00:00:17,941 --> 00:00:19,560 再び北へ上っていきます。 6 00:00:19,600 --> 00:00:21,362 これらが合わさって、 長さおよそ 7 00:00:21,402 --> 00:00:24,300 40,000キロメートルの 馬蹄形をつくっています。 8 00:00:24,340 --> 00:00:29,047 その線に沿って、世界の活火山の 大部分、一般的な推定ではおよそ 9 00:00:29,087 --> 00:00:32,603 四分の三が並び、 また世界の地震のおよそ90%が 10 00:00:32,643 --> 00:00:33,840 起こっています。 11 00:00:33,880 --> 00:00:35,736 地質学者は、 これを環太平洋火山帯と 12 00:00:35,776 --> 00:00:36,500 呼んでいます。 13 00:00:36,600 --> 00:00:38,910 このエピソードでは、 この火山帯がなぜ存在するのか、 14 00:00:38,950 --> 00:00:40,758 そしてこれまでに 何をもたらしてきたのかを 15 00:00:40,798 --> 00:00:41,398 探ります。 16 00:00:41,260 --> 00:00:46,947 この火山帯で起きた観測史上最大の 地震と、地球全体を冷やした噴火を 17 00:00:46,987 --> 00:00:48,360 見ていきます。 18 00:00:48,400 --> 00:00:52,339 それから、今は静かでも、 決して終わったわけではない 19 00:00:52,379 --> 00:00:53,600 区間を訪ねます。 20 00:00:55,520 --> 00:00:57,365 その説明は、 プレートテクトニクスから 21 00:00:57,405 --> 00:00:58,005 始まります。 22 00:00:58,020 --> 00:01:01,468 太平洋の海底の大部分は、 太平洋プレートという一枚の巨大な 23 00:01:01,508 --> 00:01:04,983 板で、その縁に沿って、 ナスカプレート、ココスプレート、 24 00:01:05,023 --> 00:01:08,380 ファン・デ・フカプレート、 フィリピン海プレートなど、 25 00:01:08,420 --> 00:01:10,140 より小さなプレートがあります。 26 00:01:10,180 --> 00:01:13,710 そのほとんどすべてが海洋地殻に 覆われています。 27 00:01:13,750 --> 00:01:18,050 海洋地殻は主に玄武岩と呼ばれる 黒っぽい火山岩でできており、 28 00:01:18,090 --> 00:01:20,140 大陸の岩石より密度が高いのです。 29 00:01:20,320 --> 00:01:23,295 密度の高い海洋プレートが大陸や、 より若くて軽い 30 00:01:23,335 --> 00:01:27,280 海洋プレートとぶつかると、 曲がってその下に滑り込み、 31 00:01:27,320 --> 00:01:29,480 マントルへと戻っていきます。 32 00:01:29,520 --> 00:01:32,420 地質学者は、この過程を沈み込みと 呼んでいます。 33 00:01:32,460 --> 00:01:36,223 たとえばチリ沖では、 ナスカプレートが南アメリカの 34 00:01:36,263 --> 00:01:40,400 下に、年に約7センチメートルの 速さで沈み込んでいます。 35 00:01:40,440 --> 00:01:43,423 プレートが下へ曲がる場所では、 海底がたわんで、 36 00:01:43,463 --> 00:01:44,980 長く深い海溝ができます。 37 00:01:45,020 --> 00:01:47,821 地球で最も深い海は、 マリアナ海溝の深さ 38 00:01:47,861 --> 00:01:50,969 約11キロメートルの地点にあり、 まさにこの 39 00:01:51,009 --> 00:01:52,780 仕組みでできたものです。 40 00:01:52,820 --> 00:01:57,120 その意味で、環太平洋火山帯は、 実は「海溝の環」なのです。 41 00:01:57,420 --> 00:01:59,440 火のもとは、水です。 42 00:01:59,480 --> 00:02:02,183 沈み込むプレートは、 鉱物の中に取り込んだ海水を、 43 00:02:02,223 --> 00:02:03,760 一緒に地下へ運んでいきます。 44 00:02:03,800 --> 00:02:08,900 深さ約100キロメートルで、 その水が上にある高温の岩石の中へ 45 00:02:08,940 --> 00:02:11,720 放出され、岩石の融点を下げます。 46 00:02:11,760 --> 00:02:14,541 岩石の一部が溶け、 溶けた岩石が上昇し、 47 00:02:14,581 --> 00:02:18,965 海溝から約100キロメートルから 300キロメートル奥に、 48 00:02:19,005 --> 00:02:20,540 火山の列ができます。 49 00:02:20,740 --> 00:02:22,749 この火山帯のどの弧も、 同じ 50 00:02:22,789 --> 00:02:25,066 過程によってつくられています。 51 00:02:25,106 --> 00:02:28,511 沖合には海底が沈み込む 海溝があり、その奥には、 52 00:02:28,551 --> 00:02:32,080 溶けた岩石が地表に達する火山の 列があるのです。 53 00:02:32,120 --> 00:02:34,411 その間では、 地震がよく起こります。 54 00:02:34,451 --> 00:02:38,220 二つのプレートは、なめらかにすれ 違うわけではないからです。 55 00:02:38,260 --> 00:02:41,707 プレートは固着し、何十年、 何世紀にもわたってひずみを蓄え、 56 00:02:41,747 --> 00:02:44,180 そして一気にずれ動きます。 57 00:02:44,260 --> 00:02:46,940 最もよく知られた例外は、 カリフォルニアです。 58 00:02:46,980 --> 00:02:49,944 カリフォルニア湾から北の メンドシノ岬までは、 59 00:02:49,984 --> 00:02:53,393 一方のプレートがもう一方の下に 沈み込むのではなく、 60 00:02:53,433 --> 00:02:57,014 サンアンドレアス断層系に沿って、 プレートどうしが横にすれ 61 00:02:57,054 --> 00:02:57,840 違っています。 62 00:02:57,880 --> 00:03:01,509 そのため、この海岸の区間では 大地震は起こりますが、 63 00:03:01,549 --> 00:03:02,960 火山弧はありません。 64 00:03:03,000 --> 00:03:06,137 メンドシノ岬の北では再び沈み 込みが始まり、 65 00:03:06,177 --> 00:03:07,631 火山も再び現れます。 66 00:03:07,671 --> 00:03:10,680 シャスタ山や ラッセン・ピークなどです。 67 00:03:10,720 --> 00:03:14,202 サンアンドレアス断層の物語は、 ロマ・プリータ地震のエピソードで 68 00:03:14,242 --> 00:03:15,100 紹介しています。 69 00:03:15,140 --> 00:03:19,340 1960年5月22日、 午後三時を少し 70 00:03:19,380 --> 00:03:22,140 過ぎたころの、チリ南部。 71 00:03:24,160 --> 00:03:26,504 ナスカプレートは何世紀もの間、 南アメリカに対して 72 00:03:26,544 --> 00:03:28,678 固着していましたが、 その日の午後、 73 00:03:28,718 --> 00:03:31,820 両者の間の断層がついにずれ 動きました。 74 00:03:31,920 --> 00:03:33,238 破壊は海岸に沿って 約 75 00:03:33,278 --> 00:03:36,196 1,000キロメートルにわたって 進みました。 76 00:03:36,236 --> 00:03:40,232 コンセプシオンのすぐ南から、 バルディビアとチロエ島を過ぎ、 77 00:03:40,272 --> 00:03:42,940 タイタオ半島の近くまで 達したのです。 78 00:03:42,980 --> 00:03:46,100 多くの証言によれば、 揺れは約十分間続きました。 79 00:03:46,140 --> 00:03:49,200 世界中の地震計が、 この揺れを記録しました。 80 00:03:49,240 --> 00:03:54,128 後にマグニチュード9.5と 算出されたこの地震は、 81 00:03:54,168 --> 00:03:56,000 観測史上最大の地震です。 82 00:03:56,120 --> 00:03:58,700 バルディビアでは、地面そのものが 動きました。 83 00:03:58,740 --> 00:04:02,301 海岸の一部では土地が 2メートル以上沈下し、 84 00:04:02,341 --> 00:04:06,765 海が入り込んだまま戻らず、 川沿いの農地が湿地に 85 00:04:06,805 --> 00:04:08,120 変わりました。 86 00:04:08,260 --> 00:04:10,300 次に、津波がやって来ました。 87 00:04:10,340 --> 00:04:14,345 沖合では海底が急に持ち上がり、 その上の海水の柱全体を押し 88 00:04:14,385 --> 00:04:15,500 上げていました。 89 00:04:15,540 --> 00:04:19,026 数分のうちに、海はチリの海岸に 押し寄せ、 90 00:04:19,066 --> 00:04:24,000 ある場所では海抜25メートルに 達しました。 91 00:04:24,140 --> 00:04:26,000 波は、そこで止まりませんでした。 92 00:04:26,040 --> 00:04:29,240 外洋では、 津波はジェット旅客機とほぼ同じ 93 00:04:29,280 --> 00:04:30,520 速さで進みます。 94 00:04:30,560 --> 00:04:35,212 地震から十五時間後に津波は ハワイに到達し、22時間後には、 95 00:04:35,252 --> 00:04:38,382 チリから 約17,000キロメートル離れた 96 00:04:38,422 --> 00:04:39,700 日本に到達しました。 97 00:04:39,740 --> 00:04:44,342 ハワイ島のヒロでは、 波が到達する何時間も前に 98 00:04:44,382 --> 00:04:48,566 警報サイレンが鳴っていましたが、 多くの人が波を見ようと海岸へ 99 00:04:48,606 --> 00:04:49,880 下りていきました。 100 00:04:49,920 --> 00:04:53,282 第三波は約35フィートの高さで 押し寄せ、 101 00:04:53,322 --> 00:04:55,300 61人が亡くなりました。 102 00:04:55,420 --> 00:04:59,744 日本ではまったく警報が出されず、 津波によって約140人が 103 00:04:59,784 --> 00:05:00,980 亡くなりました。 104 00:05:01,020 --> 00:05:05,991 全体で、この地震と津波により、 チリで推定1,600人以上、 105 00:05:06,031 --> 00:05:10,540 太平洋の各地でさらに 200人以上が亡くなりました。 106 00:05:10,720 --> 00:05:13,240 そしてこの火山帯は、 その性質のもう半分を見せました。 107 00:05:13,280 --> 00:05:16,224 地震から三十八時間後、 アンデス山脈の 108 00:05:16,264 --> 00:05:19,753 火山コルドン・カウジェが噴火を 始めました。 109 00:05:19,793 --> 00:05:23,737 揺れがその下のマグマ系をかき 乱したことが原因である可能性が 110 00:05:23,777 --> 00:05:25,000 高いとされています。 111 00:05:25,040 --> 00:05:28,501 わずか二日のうちに、 チリ南部では、海溝、地震、 112 00:05:28,541 --> 00:05:31,360 火山という一連の過程すべてが 起こったのです。 113 00:05:31,400 --> 00:05:36,790 ここからは、 火山そのものの話です。 114 00:05:36,830 --> 00:05:41,338 チリ地震から二十年後、 この火山帯は本土48州で 115 00:05:41,378 --> 00:05:42,710 噴火しました。 116 00:05:42,890 --> 00:05:47,689 1980年5月18日午前8時 32分、ワシントン州の 117 00:05:47,729 --> 00:05:51,266 セントヘレンズ山を、 マグニチュード5.1の地震が 118 00:05:51,306 --> 00:05:52,310 揺らしました。 119 00:05:52,350 --> 00:05:57,412 山の北側斜面全体が崩れ落ちて 観測史上最大の地すべりとなり、 120 00:05:57,452 --> 00:06:00,990 その奥にあった火山が横向きに 爆発しました。 121 00:06:01,030 --> 00:06:06,640 爆風は最大17マイル先までの 森林をなぎ倒し、火山灰は11の 122 00:06:06,680 --> 00:06:09,650 州に降り、 山は山頂部の1,300フィートを 123 00:06:09,690 --> 00:06:10,390 失いました。 124 00:06:10,430 --> 00:06:13,190 五十七人が亡くなりました。 125 00:06:13,230 --> 00:06:17,377 その中には、約6マイル離れた 尾根から観測していた地質学者、 126 00:06:17,417 --> 00:06:19,750 デイビッド・ジョンストン もいました。 127 00:06:19,790 --> 00:06:22,115 無線での彼の最後の言葉は、 こうでした。 128 00:06:22,155 --> 00:06:24,930 「バンクーバー、バンクーバー、 ついに来たぞ」。 129 00:06:24,970 --> 00:06:28,800 科学者たちは二か月にわたって山を 監視しており、当局は周辺地域を 130 00:06:28,840 --> 00:06:30,970 立ち入り禁止にしていました。 131 00:06:31,010 --> 00:06:33,743 その立ち入り禁止がなければ、 死者数はほぼ間違いなく、 132 00:06:33,783 --> 00:06:35,650 はるかに多くなっていたでしょう。 133 00:06:35,690 --> 00:06:38,138 この教訓は、この火山帯全体に 当てはまります。 134 00:06:38,178 --> 00:06:39,808 火山はたいてい前兆を示します。 135 00:06:39,848 --> 00:06:42,230 それを読み取る人がそこにいれば、 の話ですが。 136 00:06:42,270 --> 00:06:47,030 十一年後、その教訓が何千人もの 命を救いました。 137 00:06:47,070 --> 00:06:51,158 フィリピンのピナツボ山は 約500年間静かでしたが、 138 00:06:51,198 --> 00:06:55,890 1991年の春に活動を 始めました。 139 00:06:56,190 --> 00:07:01,322 フィリピンと米国地質調査所の 科学者たちが前兆に気づき、 140 00:07:01,362 --> 00:07:04,970 当局を説得して避難を 実施させました。 141 00:07:05,010 --> 00:07:08,450 6月15日、 ピナツボ山は二十世紀で二番目に 142 00:07:08,490 --> 00:07:13,412 大きな噴火を起こし、 噴煙の柱は高さ35キロメートルの 143 00:07:13,452 --> 00:07:15,950 成層圏にまで達しました。 144 00:07:16,150 --> 00:07:19,213 雨を含んだ火山灰で屋根が崩れて 何百人もが亡くなり、 145 00:07:19,253 --> 00:07:23,135 その後の数か月間にも、泥流や、 混雑した避難キャンプでの 146 00:07:23,175 --> 00:07:26,890 病気によって、さらに何百人もが 亡くなりました。 147 00:07:26,930 --> 00:07:30,683 それでも、60,000人以上が 間に合うように危険な場所から 148 00:07:30,723 --> 00:07:34,904 避難しており、この避難は、 火山の危機にどう対処するかの 149 00:07:34,944 --> 00:07:37,430 模範として今も研究されています。 150 00:07:37,710 --> 00:07:40,710 ピナツボ山は、地球全体にも影響を 与えました。 151 00:07:40,750 --> 00:07:43,575 この噴火は 約20,000,000トンの 152 00:07:43,615 --> 00:07:47,927 二酸化硫黄を成層圏に送り込み、 それが薄い液滴のもやとなって 153 00:07:47,967 --> 00:07:52,570 地球を取り巻くように広がり、 太陽光を宇宙へ反射しました。 154 00:07:52,610 --> 00:07:56,797 その後の二年間で、 世界の平均気温は摂氏で 155 00:07:56,837 --> 00:07:58,790 約半度下がりました。 156 00:08:00,900 --> 00:08:04,051 では、北カリフォルニアと バンクーバー島の間にある、 157 00:08:04,091 --> 00:08:09,180 カスケーディア沈み込み帯として 知られる区間を考えてみましょう。 158 00:08:09,220 --> 00:08:12,514 この火山帯のほかの部分と 同じように、ここにも沖合に沈み 159 00:08:12,554 --> 00:08:16,019 込み帯があり、その海溝は堆積物に 埋もれていて、内陸には火山の 160 00:08:16,059 --> 00:08:16,820 列があります。 161 00:08:16,860 --> 00:08:20,946 しかし、二世紀にわたる文字記録の 中で、ここでは巨大地震が一度も 162 00:08:20,986 --> 00:08:22,000 起きていません。 163 00:08:22,040 --> 00:08:24,006 その沈黙こそが、 地質学者を 164 00:08:24,046 --> 00:08:25,820 不安にさせているのです。 165 00:08:26,040 --> 00:08:29,371 長い間、カスケーディアで 巨大地震が起こりうることを、 166 00:08:29,411 --> 00:08:30,780 誰も知りませんでした。 167 00:08:30,820 --> 00:08:34,815 その後1980年代に、 地質学者たちはワシントン州の 168 00:08:34,855 --> 00:08:37,600 海岸で「幽霊の森」 を発見しました。 169 00:08:37,640 --> 00:08:40,501 土地が突然沈下して根に海水が 届いたために枯れた、 170 00:08:40,541 --> 00:08:41,760 スギの立ち枯れ林です。 171 00:08:41,800 --> 00:08:44,517 のちに年輪から、 それらの木が枯れたのは 172 00:08:44,557 --> 00:08:47,376 1699年から 1700年にかけての冬だと 173 00:08:47,416 --> 00:08:48,520 特定されました。 174 00:08:48,920 --> 00:08:52,100 決定的な証拠は、 海の向こうからもたらされました。 175 00:08:52,140 --> 00:08:55,460 日本の記録には、 1700年1月27日の夜に 176 00:08:55,500 --> 00:08:59,504 到達した津波のことが 記されていますが、日本では地震の 177 00:08:59,544 --> 00:09:01,780 揺れは感じられていませんでした。 178 00:09:01,820 --> 00:09:04,220 科学者たちは、これを「孤児津波」 と呼んでいます。 179 00:09:04,260 --> 00:09:07,904 到達時刻から逆算することで、 科学者たちはこの津波の原因を、 180 00:09:07,944 --> 00:09:11,161 1月26日の午後九時ごろに カスケーディア沖で起きた 181 00:09:11,201 --> 00:09:14,860 マグニチュード9の地震だと突き 止めました。 182 00:09:14,900 --> 00:09:18,160 その地震が起きたのは、 三世紀以上前のことです。 183 00:09:18,200 --> 00:09:22,182 地質学的な記録によると、 カスケーディアの巨大地震は 184 00:09:22,222 --> 00:09:24,471 不規則に繰り返し起きています。 185 00:09:24,511 --> 00:09:26,894 全域では平均して 約500年ごとで、 186 00:09:26,934 --> 00:09:29,180 南部ではもっと頻繁です。 187 00:09:29,220 --> 00:09:32,306 次の地震はシアトル、 ポートランド、バンクーバーを 188 00:09:32,346 --> 00:09:36,940 揺るがし、その津波は早ければ 15分で海岸の一部に到達します。 189 00:09:36,980 --> 00:09:39,599 だからこそ、 この地域では地震訓練が行われ、 190 00:09:39,639 --> 00:09:43,880 オレゴンの海岸沿いには津波警報の サイレンが立っているのです。 191 00:09:46,000 --> 00:09:48,780 環太平洋火山帯が長く 静かでいることはありません。 192 00:09:48,820 --> 00:09:51,700 その沿線には、何百もの活火山が 立ち並んでいます。 193 00:09:51,740 --> 00:09:55,218 日本だけでも平年で 約2,000回の地震が感じられ、 194 00:09:55,258 --> 00:09:58,292 太平洋プレートは年に 7センチメートルから 195 00:09:58,332 --> 00:10:02,436 10センチメートルの速さで、 その北側と西側の縁に沿った 196 00:10:02,476 --> 00:10:04,380 海溝へと動き続けています。 197 00:10:04,680 --> 00:10:06,840 では、覚えておきたいことを三つ 挙げましょう。 198 00:10:06,880 --> 00:10:10,345 第一に、環太平洋火山帯は、 太平洋の海洋プレートが、 199 00:10:10,385 --> 00:10:14,140 その周縁の深い海溝で隣の プレートの下に沈み込む場所を 200 00:10:14,180 --> 00:10:15,240 示しています。 201 00:10:15,280 --> 00:10:18,290 第二に、その沈み込みが世界の 巨大地震の大部分を引き 202 00:10:18,330 --> 00:10:22,119 起こしており、1960年にチリで 起きた観測史上最大の 203 00:10:22,159 --> 00:10:23,700 地震もその一つです。 204 00:10:23,740 --> 00:10:28,611 そして第三に、プレートが運び込む 水によって上の岩石が溶け、 205 00:10:28,651 --> 00:10:32,220 それが太平洋を縁取る 火山をつくっています。 206 00:10:32,460 --> 00:10:34,901 その 40,000キロメートルのほぼ 207 00:10:34,941 --> 00:10:38,559 全域で、太平洋の海底はゆっくりと 地球の内部へ沈み続けており、 208 00:10:38,599 --> 00:10:41,282 この火山帯はこれからも、 周りの陸地の姿を変え 209 00:10:41,322 --> 00:10:42,520 続けていくでしょう。 210 00:10:42,560 --> 00:10:43,784 Earth Explained をご 211 00:10:43,824 --> 00:10:45,080 覧いただき、 ありがとうございました。 212 00:10:45,120 --> 00:10:47,262 チャンネル登録で次の ストーリーをお見逃しなく。 213 00:10:47,302 --> 00:10:49,590 EarthWatch 24-7 では、地球をいつでも 214 00:10:49,630 --> 00:10:51,260 ライブでご覧いただけます。